[301] 解像度(画面解像度)とはなんですか
よくあるご質問(FAQ)
[301] 解像度(画面解像度)とはなんですか
■解像度とは
パソコンの液晶ディスプレイには、ドットや画素と呼ばれる小さな点が縦横に並んでおり、それぞれを点灯させることで画面を表示させています。ドットの数が多いほど精密な画質の表示が可能です。このドットがどのくらい並んでいるのかを示す単位が「解像度」です。dpi(dot per inch)、ppi(pixel per inch)という単位で表されます。パソコンのモニターの画面表示だけでなく、印刷物や画像データの精細さを示す単位としても使われます。
■モニターにおける解像度(画面解像度)について
モニターにおける解像度(画面解像度)は「画面上のドットの総数」を表します。解像度が高い=ドットが多い=単位の数値が大きい(高い数値)ことで、より滑らか・きめ細やかな画質で映像・画像を楽しむことができます。ただし、再生する動画やゲーム・写真のデータ、またはパソコン本体が高解像度に対応していない場合は、高解像度のモニターで表示しても画質が良くなることはありません。
■主な解像度の種類
画面解像度は、4K、VGA、XGA、UXGA、FHD(FullHD)等の通称で呼ばれます。それぞれ1024×768、1920×1080のように縦横の数値(ドットの数)を提示して表します。
2000年前半まで多く作られていたものはVGAやXGAに代表される4:3(スタンダード)の画面比率でしたが、現在の主流は、4Kやフルハイビジョン(FHD)に代表される16:9(ワイド)の画面比率です。
モニターにおける主な解像度は次の通りです。
8K (7680×4320) |
4K (3840×2160) |
WQHD (2560×1440) |
フルHD (1920×1080) |
WXGA++ (1600×900) |
HD (1280×720) |
この他にも様々な比率が存在します。
スマートフォンやタブレット等の場合は、独自の規格によって比率が作られているものもあります。
なお、仕様に記載されている「リアル」「リアル解像度」といった表記は、モニターが最も美しく出力できる解像度を表示したものです。この数値に合わせてパソコン等から出力をすることでデータ本来の美しさを保ち、拡大縮小による映像の劣化を防ぐことができます。
■ご利用時の注意
解像度が高くなるほど画面に表示される映像・画像の画質は向上します。高解像度のモニターを使用して高画質のゲームや動画などのコンテンツを表示すれば、より臨場感あふれる世界観をお楽しみいただけます。ただし再生する動画やゲームのデータの画質がそもそも低い場合や、出力するパソコン本体が高解像度に対応していない場合には、高解像度モニターの効果を感じることが出来ません。それぞれに対応した機種をお使いいただくようおすすめいたします。※パソコン本体について、機器によっては対応していない解像度であっても利用できるように自動補正機能のついているものがあります。しかしそうした補正機能を利用した場合は、画質が荒くなったりフチが黒く出たりするトラブルが生じる可能性があります。
ワードやエクセルなどの文書作成を中心としたビジネス用途をメインとする場合、解像度が高すぎると文字や画面の表示が小さく見づらくなるため作業効率が落ちる可能性があります。
モニターの用途に応じて最適な解像度をご検討ください。